詩 「できない。」「できない。」僕にはできないことがたくさんある。 それは他の人なら出来る事。 それで僕は責められる。 何故電車に乗れないの? 何故仕事に行けないの? 何故死のうとするの? どれもこれも僕には苦痛な事ばかり。 僕一人の世界があればどんなに楽な事だろう。 誰にも干渉されず自分の自由に暮らしていく。 死ぬのも生きるのも自由。 生きるのも死ぬのも同じくらい苦しい。 他の人はそうは思わないのだろうか? 生きる苦しみ。 死のうとする辛さ。 僕はどちらも経験している。 だから言うんだ。 無理したら心が悲鳴を上げるのがわかっているから。 だから「できない」って言うんだ。 でもできない事が多すぎて皆は僕を批判する。 その批判は僕の心に突き刺さる。 でもできない事をする苦しみよりはマシだから僕は黙る。 いつかできない事ができる日がくるのだろうか。 「できる」と言える日が来たとき僕はどうなるのだろうか? 明るい光が僕の体を包むのだろうか。 そんな事を考えながら僕は「できない」自分と生活している。 苦しみに耐えながら。 ジャンル別一覧
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